杉江松恋不善閑居 今蒔いている種がいつか芽を吹きますように

某月某日 またごちゃごちゃと用事が入る日々が続いていてここの原稿が書けなかった。現時点で残っているノルマは以下の通り。 【レギュラー】書評:週刊2、月2回刊1、月刊1。 【イレギュラー】書評2、コラム1、 【その他】講師1、動画収録1、演芸会主催3。 前回から原稿を書き、座談会に出たので3月に稼がなければいけない額への進捗率は8...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 チームM&Mが昭和を読む~本日は静岡例大祭

杉江松恋不善閑居 チームM&Mが昭和を読む~本日は静岡例大祭

某月某日 昨日は朝日カルチャーセンター新宿教室で〈昭和の小説を語る〉特別講座であった。チームM&Mのマライ・メントラインさんと90分、密度の高い話をした。時間配分には気を遣ったはずなのだが、やはり最後は巻き気味になり、少し超過してしまった。小林多喜二『蟹工船・党生活者』、小島信夫『アメリカン・スクール』、松本清張『ゼロの焦点』、小松左京『日本沈没』、田...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 自分の内なる声を聞く必要があること

杉江松恋不善閑居 自分の内なる声を聞く必要があること

某月某日 三月も早いもので三分の二が過ぎた。 夜中にふと目が覚めたので書いている。今月ここまで稼いだ額は目標に対して80.42%に留まっている。三分の一を残していいペースのように見えるが、実は呆れるほど日銭原稿を書けていない。単行本『名探偵と学ぶミステリ』の入稿前作業があったのと、確定申告を終わらせなければならなかったので進まなかったのである。そ...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 3/22はマライ・メントラインさんと「昭和の小説を語る」

杉江松恋不善閑居 3/22はマライ・メントラインさんと「昭和の小説を語る」

明日、3月22日18時30分より、朝日カルチャーセンター新宿教室にて、マライ・メントラインさんと「昭和の小説を読む」という対談講座を行います。参加はこちらまで。教室参加だけではなく、リモートや1週間の見逃し配信もあるそうです。 マライ・メントラインさんとは、芥川・直木賞予想対談で〈チームM&M〉なるコンビを組んでいます。今回のお題は、昭和期に書かれた小...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 天下茶屋・福永書店岸里店&昭和町・大吉堂

杉江松恋不善閑居 天下茶屋・福永書店岸里店&昭和町・大吉堂

某月某日 大阪行最終日。この日も一心寺門前浪曲寄席はあるのだが、19時から朝日カルチャーセンターのリモート講義が始まるので、どうしてもその前には帰宅していなければならない。そのためには15時には一心寺を出たほうがいい。だがそれだとトリを最後まで聴けるかわからない、ということで残念ながら早めに大阪を出ることにした。いろいろと穣り多かった大阪、ありがとう。...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・古本屋えっちゃん堂と一心寺門前浪曲寄席、真山隼人独演会

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・古本屋えっちゃん堂と一心寺門前浪曲寄席、真山隼人独演会

某月某日 せっかく奈良まで来て拝観をしないのはもったいないので、智林堂書店から三条通りを渡り、興福寺まで行ってくる。阿修羅像をひさしぶりに拝んできた。 そこからまた南に引き返す。そろそろ時間である。智林堂書店からはちょっと東に行って路地を南に降りたぐらいの場所、カフェの二階にあるのが古本屋えっちゃん堂だ。古本好きの店主が近年になって始めたとのこと...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・智林堂書店

杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・智林堂書店

某月某日 奈良行続き。ふうせんかずらを出てさらにまっすぐ東へ。こころもち北上するような感じで少しずつ交差が食い違っている道を歩いていくと、やがて賑やかな道に出る。下御門商店街で、北上していけばバスも通る三条通りにぶつかるから観光客が大勢歩いている。ここまで来ればJRよりも近鉄奈良駅のほうが近い。 ぶつかった商店街を北上していくと、やがて道の左側に...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 奈良・ふうせんかずら

杉江松恋不善閑居 奈良・ふうせんかずら

某月某日 大阪滞在の二日目。昨日の就寝が早かったので、夜が明ける前に目が覚めた。せっかくなので、西成に泊まったときは恒例になっている銭湯に出かける。朝湯に浸かろうと浴室に入ると、もう先客がいる。このへんは朝が早いのだ。 ホテルに戻って身支度をし、少し読書をしてから出発する。今日も午後は一心寺なのだが、午前中に少し遠出をしようと思ったのだ。和歌山方...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・フォルモサ書院と一心寺門前浪曲寄席三月定席初日

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・フォルモサ書院と一心寺門前浪曲寄席三月定席初日

某月某日 書苑よしむらを出て天神橋筋商店街に戻る。すぐにあるのが栞書房で、入口付近は雑誌のバックナンバーや絵本、写真集など大型本が並ぶ棚だが、奥に入ると芸能関係などのサブカルチャー、マンガなどの結構珍しい本がある。しばらくご無沙汰していたので何か買おうかと思って見ていると、小松左京『日本沈没』のカッパノベルスが目に入った。ちょうど22日にマライ・メント...

記事を読む

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・書苑よしむら

杉江松恋不善閑居 天神橋筋・書苑よしむら

某月某日 過日、土日月で大阪に行ってきた。主たる要件は、真山隼人十五周年記念の会を聴くためなのだが、ちょうど一心寺門前浪曲寄席の月例定席であったので、そちらも顔を出す。何しろ、しばらくこの会をお休みしていた菊池まどかが復帰、九州から五月一秀が出演、天中軒かおりが初出演で、トリは師匠の五代目雲月というのだから行って損のない会であった。 午前中に移動...

記事を読む

1 2 3 4 144