不善閑居
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杉江松恋不善閑居 立川談四楼独演会＆ライターは書くことでしか成長できない～デッドラインまであと２３日
某月某日 金曜日。 また一日仕事をして、夕刻に外出。シン道楽亭で立川談四楼独演会に伺った。「岸柳島」「人情八百屋」の二席。「岸柳島」は悪侍に存在感があっていい。他にない魅力があり、この侍でもう一席聴いてみたいと思うほどだ。「人情八百屋」は、先日木馬亭で聴いたときよりもはるかに良くて、江戸っ子の情愛にしんみりさせられた。懇親会もあったが少しだけ顔を...
杉江松恋不善閑居 寸志トリ噺五十席＆本格ミステリ大賞落選～デッドラインまであと２４日
某月某日 木曜日。 午前中に切羽詰まった原稿を３本送り、その後も夕方ぎりぎりまで仕事をして家を出る。アートスペース兜座で立川寸志さんの「寸志トリ噺五十席」である。この日の予告は初夏らしく「青菜」と「景清」であった。青菜は大人の旦那が難しいと思うのだが、寸志さん頑張ったと思う。これを貫禄たっぷりにやるのは年季がいるだろう。あと10年したらいい感じ、...
杉江松恋不善閑居 一応文学賞の候補になっています＆本日は寸志トリ噺五十席～デッドラインまであと２５日
某月某日 木馬亭定席の最終日なのだが、連休明けで次々に連絡が来るため、机の前を離れることもできない。編集者は前日までお休みだったわけで、これは仕方ない。彼らにも彼らの人生があるんだ。午後遅くになって外出し、都内某所にてインタビューである。帰宅したらもう体力の限界で、それ以上お仕事はできなかった。 ちなみに昨日が〆切だった本格ミステリ大賞への投票も...
杉江松恋不善閑居 一つのことを続けられるのは才能だ～デッドラインまであと２６日
某月某日 連休最終日であったが、特に日常と変わることなく業務があった。そういう業種なのである。仕事読書のあと都内某所にて「短いのが好き」「ミステリちゃん」の収録をした。終了後は三人でいろいろと相談する。書評家で食べていこうと思ったら、上からマナが降ってくるのを待つだけでは駄目で、自分から餌場を探しにいかなければいけないのだ。 よく二刀流という言い...
杉江松恋不善閑居 第２２回博麗神社例大祭御礼＆紅楼夢と秋例大祭のこと～デッドラインまであと２７日
某月某日 昨日は第２２回博麗神社例大祭でした。 〈腋巫女愛〉ブースにお越しいただいたみなさま、お買い上げくださった方にお礼申し上げます。イベント運営スタッフのみなさま、お疲れさまでした。 今回間借りを許してくださった〈相乗り回転ブランコ〉卯月秋千様のご厚意がなければ、そもそも参加自体が叶わないところでした。窮地を救ってくださったことに深く感...
杉江松恋不善閑居 真山隼人ツキイチ独演会＆本日は例大祭～デッドラインまであと２８日
某月某日 午後一番くらいまで所用があったため、遅れて浅草木馬亭へ。なんとか定席四日目の天中軒雲月トリには間に合った。「男一匹天野屋利兵衛」、よいものを聴かせてもらった。 十八時から真山隼人ツキイチ独演会なので仕事読書をして時間を潰し、開演ぎりぎりになって戻る。 エッセイ浪曲「頭文字Ｄ」 善悪二人小僧 心の肩衣（長谷川幸延作） ...
杉江松恋不善閑居 海と花を見に行ってきた
某月某日 早起きして、国立ひたちなか海浜公園に行ってきた。 ネモフィラを見にいったのだが、絶対に混雑すると思ったので東京を５時前に出た。帰るころに観光バスが次々に到着していたので、なんとかピークは外せたと思う。さすがの景観であった。コスプレイヤーの方もちらほらお見掛けした。着替えとか衣装の管理とか大変だから、臨時の更衣室とロッカーを置いたらいい商...
杉江松恋不善閑居 晴耕雨読の一日～デッドラインまであと３０日
某月某日 東方名華祭の〆切が明確になったので、またカウントダウンを始めた。今度こそもう少し余裕をもって仕上げたいものである。 昨日は籠って仕事読書をし、合間に原稿を合計３本書いた。これによって５月中に稼がなければいけない額への進捗率は4.4％となる。業務評定は1.5。まずまず。 浅草木馬亭の浪曲定席公演が始まっているのだが、なかなか...
杉江松恋不善閑居 ひさしぶりに三宿・雑本雑書江口書店に入ったこと
某月某日 日曜日。 所用があって正午に下北沢にいた。会食の後で三軒茶屋まで歩く。ちょっとだけほん吉をひやかし、閉店したLADY JANE前を通っててくてくと、ただただ南下するだけの単純な道である。途中で道の東側に見えてくるのが株式会社倉田プロモーション、創武館の建物だ。昭和生まれの活劇ファンにはおなじみの、和製ドラゴンこと倉田保昭の道場である。以...
杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭若手勉強会～立川寸志真打まであと何票か
某月某日 土曜日。 浅草木馬亭で「赤坂で浪曲」主催の会が二つあるのだが、午後から別の用事があるので午前の若手勉強会だけ伺った。玉川絹華と三門綾が出演で、曲師は沢村まみである。絹華の「祐天吉松」は大師匠の玉川福太郎譲りで、その惣領弟子である玉川福助とほぼ同じ節回しだ。啖呵の語尾を少し焦る傾向があるのが以前から気になっていたのだが、それはだい...