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杉江松恋不善閑居 蛸地蔵・東雲舎と真山隼人独演会「暗闇の丑松」
某月某日 京阪行二日目の続き。 泉佐野のオケフサを出て、また大阪に戻る。ただ、その途中で一軒だけ寄らなければならない。各駅停車で数駅、岸和田手前の蛸地蔵で降りる。駅前にたこ焼き屋など、普通の店がぽつぽつ並ぶ感じのいい商店街がある。それを海方向へ、北西向きに歩いていく。わずか数百メートルの間にいくつもたこ焼き屋があるのが泉南らしさを感じさせる。 ...
杉江松恋不善閑居 泉佐野・絶版まんが専門店オケフサ
某月某日 京阪紀行の二日目。前日は心斎橋大学の遠田潤子さんとの対談で夜を迎え、学校がとってくれたホテルで一泊した。心斎橋で目覚め、チェックアウトをして出発する。心斎橋駅から地下鉄御堂筋線でなんばへ。南海線へと乗り継ぐ。目指すのは大阪府の南端、泉佐野市である。 泉佐野駅で降りて海側へ向けて歩いていくと、数分で大きな道にぶつかる。それを渡る前から見え...
杉江松恋不善閑居 銀閣寺道・古書善行堂
某月某日 知恩寺を会場とする百万遍秋の古本まつりを出て、ひたすら東へ向かう。 京都大学のあるこの通りには他にも複数の古本屋があるが、今日は見ている暇がない。本当なら、コロナ後もあの店は健在であるか、とか確かめに行きたいところなのだが何しろ14時半には心斎橋にいなければならないという制約があるのだ。どんどん歩いて東の果てに近いところまで来る。そこに...
杉江松恋不善閑居 京都・百万遍秋の古本まつり
某月某日 土曜日の朝である。午前7時台の新幹線のぞみに乗って西へ向かう。大阪に心斎橋大学というところがある。故・藤本義一氏らの肝入りで始まった作家志望者の為の学校で、以前にも一度読んでもらって特別講師を務めたことがある。今回は作家の遠田潤子さんが講演をなさることになり、その聞き役として呼ばれたのである。 が、その前にまずは寄り道である。10月31...
杉江松恋不善閑居 高田馬場ばばんばで天中軒すみれ・東家三可子二人会
某月某日。 11月の仕事はレギュラー12(週刊4、月二回刊2、月刊4、隔月刊1、年刊1)、イレギュラー7(書評3、対談インタビュー構成3、文庫解説2)、対談・座談会出席3イベント出席1なので比較的暇である。どなたかまだお仕事ください。これに加えて取材3、演芸会主催3、動画撮影8がある。合計しても33件なので比較的暇な月といえよう。こんなことで金額ノルマ...
杉江松恋不善閑居 浪曲の貴重な文献が手に入る
某月某日 昨日も一日籠って原稿書きと仕事読書だった。短いものばかりだが三本原稿を入れて、10月に稼がなければいけない金額への進捗率は44.14%になった。といってもこれで10月の仕事はおしまいなので、終了ということになる。未達もいいところで惨敗だ。前にも書いたが毎月の目標金額は実際に入用な額よりも大きく設定してあり、1.5倍になっている。その最低必要金...
杉江松恋不善閑居 ユースホステル研究に小さな進展
某月某日 午後4時まで籠って仕事読書と原稿執筆。一本を送る。この原稿料によって10月に稼がなければならない金額への進捗率は41.81%となった。今月は未達で終わりそうだが、少しでも上乗せしなければ。一方で仕事の依頼が2本、打診していた件の回答が1本あったので合計で3本の単発仕事を受注したことになる。職務評価は3.5。今は駄目でも将来はきっと明るいよ、と...
杉江松恋不善閑居 自由民主党議員・辻寛一と酒井雲のこと、そしてご子息のあの方
某月某日 週末に大阪出張が控えているので、今週はおとなしく執筆と仕事読書に専念する。昨日できた原稿は一本。これによって10月末までに稼がなければならない金額への進捗率は40.80%となった。今月は不調、というか目標金額が高すぎるのだが、駄目元で挑んでいかなければ未来はないではないかね。 せっかくなので最近買った古本のお話。日本...
杉江松恋不善閑居 ようやく日常に戻る
某月某日 〈スギエゴノミ〉があったので先週はかなり予定が詰まっていた。昨日は翻訳ミステリー関係で某会合があり、正午から夜まで。根を詰めたのでこれまたくたくたになり、夕食も摂らずに寝てしまった。しかし8時間寝たので回復した。本日から平常営業に戻る。といっても週末には日本推理作家協会賞と江戸川乱歩賞の授賞式があり、その後には大阪出張が控えているので遊んでい...