本以外の話題
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杉江松恋不善閑居 巣ごもりのクリスマス週間
某月某日 備忘のための日記の続き。 今週の火曜日はいわゆるクリスマス・イヴだった。これまた記憶がないのだが、せっせと原稿を書くなり、仕事読書をするなりしていたのだと思う。 水曜日はクリスマス。インタビュー原稿を仕上げて送っている。世間は賑やかだったが、私は地味に在宅中だった。家族がインフルエンザになって金曜日まで外に出られなかったので、自分...
杉江松恋不善閑居 「あのとき紹介したかった本2024」
某月某日 備忘のための日記、さらに。 今週の日曜日は何をしていたのか自分でも定かではないほど記憶が曖昧なのだが、おそらくは仕事読書に明け暮れていたのではないかと思われる。相当追いつめられていたらしく、SNSにも書き込みがなくて自分が何をしていたかよくわからないのである。 その翌日、月曜日は午前中に香月祥宏さんと2024年最後の「これって、S...
杉江松恋不善閑居 リアルサウンド認定2024年度翻訳ミステリーベスト10選定会議&「文学を語る。日本の話芸」
某月某日 備忘のための日記、続き。 先週の土曜日は実に慌ただしかった。 まずは午前中から都内のある場所に、川出正樹・酒井貞道両氏に来ていただき、「リアルサウンド認定2024年度翻訳ミステリーベスト10選定会議」の収録である。三人が同時に顔合わせするのはたぶん5年ぶりくらいになる。新型コロナの断絶は長かった。収録が押してしまうとこの後が大変だ...
杉江松恋不善閑居 四人目のモンブランの処女
某月某日 もう過ぎてしまったのだが、備忘録としてここ数日のことを書き留めておく。 まず日記の止まった先週木曜日から。 この日は大物原稿があり、朝からそれにかかり切りだった。なんとか正午までには終わらせたいと思うものの、最後の最後で行数超で悩まされた。編集者にぎりぎりの文字数を聞いているのだが、その中にどうしても収まらない。焦りに焦っ...
杉江松恋不善閑居 御用納めとは言うけれど
某月某日 ここ数日がんばっていたのですが、力及ばず2本ほど残して出版社の御用納めに当たる日を過ぎてしまいました。年末年始も無理をせぬ程度にゆるゆる頑張ります。しばらくこの欄を書けずにいたので、そちらもちょこちょこと補充していくつもりです。本日はこの後、生浪曲の聴き納めに。
杉江松恋不善閑居 また首の皮一枚でつながった
某月某日 昨日は取り掛かった大物原稿がなかなか進まず時間だけが過ぎていくという塗炭の苦しみを味わった。仕方がないのでレギュラー原稿を一本だけ書いて辻褄を合わせる。これはもう駄目なのではないか、と暗澹たる思いに駆られながら寝る準備をして風呂に入ったら、あぶくのように最初の一文を思いついた。その導くところに従って書き進めていけば、あとはするするとつながって...
杉江松恋不善閑居 再来年のことを言っても鬼は笑うな
某月某日 一昨日は例によって切羽詰まった原稿があって、始末をつけてしまわなければならなかった。それが片付いたら今度は新人賞下読みの選評を整理して送らなければならず、昨日はまずそれを。終わらせてから昨日〆切のレギュラー原稿を書き、続いて少し骨の折れる原稿に取り組んだがうまくいかない。諦めて気分転換でレギュラー原稿をもう一本書いた。というわけで現在残ってい...
杉江松恋不善閑居 迷ったら自分の首を絞める選択をすべきだ
某月某日 気がつけばしばらくこの欄を書かずにいた。何もしていなかったわけではなくて、仕事はしていたのだけど、考えなければいけないことが多すぎて滞っていたのだった。また元のペースに戻す。 ここしばらくは対談や座談会の仕事が多く、恒例の豊崎由美さんとの年末回顧もまもなく東京新聞に掲載される予定である。それ以外はけんごさんの呼びかけで初めて三宅香帆さん...
杉江松恋不善閑居 腹が減っているときに大事な話をするものではない
某月某日 火曜日は東京新聞に行き、豊崎由美さんと恒例の年末回顧対談で語り合った。豊崎さんとは主たる専門分野が異なるので、お話しするといつも触発されるものがある。終了後は記者のみなさんと新橋で打ち上げの楽しいひととき。毎年この仕事は楽しみにしている。また来年もお声がかかるといいな。たぶん中旬くらいに記事は更新されるはずだ。 水曜日は午前中から予定が...
杉江松恋不善閑居 ようやく師走モードに入る
某月某日 午前中に前日の経費計算を済ませてしまう。その後は忙中閑あり、で家族と半日ほど都内を散歩した日曜日であった。小石川後楽園の紅葉は今が盛りである。12月に盛りというのは遅い気がする。やはり暖かいのだろうか。夕方、新宿にて大事な大事な打ち合わせ。これで来年前半までの目途が立った。緊張が解けて帰宅する。 月曜日は原稿を一本だけ書けた。ここまであ...