杉江松恋不善閑居 9/28(土)・29(日)はぜひ浅草木馬亭で松浦四郎若を

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

某月某日

3日ぶりに外出せず、ずっと在宅で仕事読書と延び延びになってしまっている某仕事に没頭していた。新しい仕事依頼のメールをいただき、承諾したので勤務評定は1.0である。

一つ宣伝をさせてもらいたい。

私は浅草木馬亭に通っている常連と、浪曲応援団というような集まりをしている。その中で出てきた試みを実行に移そうとしていて、アートスペース兜座(中央区日本橋兜町11-10)でやっている、若手勉強会とベテランの独演会を組み合わせた一日演芸会もその一つだ。席亭活動なんておこがましい。ただ活動の場をできる範囲で作りたいということだ。

その中で目下取り組んでいるのが、関西浪曲界の重鎮・松浦四郎若の関東公演である。9月28日(土)・29日(日)の両日にわたり、各2席を披露していただく。2日間で計4席も松浦四郎若が聴けるというのは、関西でもめったにない機会のはずである。四郎若さんにお聞きしたところ、ご自分の独演会を開いたことがないとおっしゃっていたからだ。なんともったいないことだろう。

以下に9月28日・29日の詳細について記す。

9月28日(土)18時開演(17時半開場)

出演者:松浦四郎若、玉川太福、天中軒すみれ、玉川みね子(曲師)、広沢美舟(曲師)

9月29日(日)12時開演(11時半開場)

出演者:松浦四郎若、玉川奈々福、天中軒すみれ、伊丹秀敏(曲師)、広沢美舟(曲師)

それぞれ見どころを。

両日共に四郎若さんは2席ずつ口演していただく予定である。1席は広沢美舟さん、もう1席を28日は玉川みね子さん、29日は伊丹秀敏さんが受け持たれる。

玉川みね子さんは、ご存じのとおり故・玉川福太郎さんの奥様である。四郎若さんと福太郎さんは若き日の修行仲間で、親友の間柄だった。福太郎さんが急逝されたとき、四郎若さんは弔辞も読まれている。木馬亭でやるなら、福太郎のカミさんにも1席弾いてもらえたらな、と四郎若さんがおっしゃったことが今回の2夜の出発点にもなっているので、ぜひこの共演は聴いていただきたい。そして28日にはゲストとして、福太郎さんの最後の弟子であり、現在はみね子さんと相三味線である玉川太福さんの出演も決まっている。

伊丹秀敏さんは関東浪曲界を代表する曲師の一人である。四郎若さんに、関東でどなたか共演のご希望がありませんか、とお訊ねしたとき、出てきたのがそのお名前だった。そういえば、ツネさん(秀敏さん)にはまだ一度も弾いてもらったことがないですな、と。ぜひとも、とのご希望だったのでお願いし、快諾をいただけた。四郎若・秀敏のコンビは初であり、この先実現するかどうかはわからない。一期一会の舞台になるはずである。この29日には前日と同じく福太郎門下の姉弟子・玉川奈々福さんが出演される。四郎若2daysは、福太郎2daysが裏テーマでもあるのだ。

三味線の広沢美舟さんは奈々福さんの相三味線・沢村豊子さんの二番弟子で、関東曲師中堅の人気者である。前講は若手のホープ・天中軒すみれさんが両日とも担当。まさに兎の毛でついた隙もない布陣であると自讃したい。これはぜひともお聴き逃しなく。予約受付は添付チラシ画像にある通りである。随時受付しているし、チケットもできて持ち歩いているので、お声がけいただきたい。

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存