杉江松恋不善閑居 スポーツ新聞のweb記事は読まないほうがいい

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

某月某日

家に籠って仕事読書の一日だった。おかげでいろいろ準備は整ったが、勤務評定として-1.0となる。つまり何も進展しなかった。これは仕方ない。その中でもいろいろやっていて、たとえば翌日(つまり今日)編集者との打ち合わせを決めた。過去の連載原稿を単行本にまとめる相談をしていて、最初は方針決めというだけだったのだが、全体の台割までがっちりとやってしまおうということに。これなども大きな進展ではあるが、評点はつかない。そういうものである。会社員時代も先方との打ち合わせを何度やったところで、最後に売り上げを立てられなければ評価はされなかったし。そういう感覚を忘れないためにこの評点はつけている。

思い立ってtwitter上で、スポーツ新聞アカウントをことごとく表示させない設定にしてみた。ここ数年の劣化、つまりテレビとネットからそのまま談話や書き込みを抜き出してきて一本の記事にしてしまう悪行が目に余る。読んでしまったら時間の無駄だし、それで良しとされていたらメディアとしては最低の堕落だろう。スポーツ新聞のアカウントが誘導する記事は読まないことをみなさんにもお勧めしたい。スポーツ関連の情報が欲しくなったら、どうするかって。紙で買いますよ、それは。

以前にも3行まとめ記事を非表示にしたことがある。記事の本文上に3行で要点をまとめてあるウエブ記事だ。ああ、あれかとわかる方も多いと思う。あれは一目で内容がわかって便利、最近の言葉でいうとタイパがいいという評判だから続いているのだと思う。だが世の中には一瞬で理解する、というより理解した気にならないことのほうが多いはずである。第一、その理解ってニュースサイトの考えをそのまま受け入れているだけである。3行まとめ記事のサイトもすべて表示させないことをお勧めする。もうこれで何年も経っていて、不便を感じたことは一度もない。

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存