杉江松恋不善閑居 演芸関係の貴重な基礎資料が届いた

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

某月某日

逆流性食道炎の検査を以前してもらっていったん治療で収まったのだが、最近になってまた胃に不快感がある。たぶん手掛けているProjectTHDが進まないことによるストレスの意味合いも大きいと思う。これが片付いたらしばらく健康的な生活をしよう。そうすれば収まるはずである。原稿はいちばん大変なところを書きぬけて現在進捗率89%。なんとか本日中に脱稿するはずである。そこからゴールデンウィーク前の辻褄合わせだ。

原稿と格闘する中、日本の古本屋から荷物が到着した。東京国立文化財研究所の『音盤目録1~4』である。神戸在住であった故・安原仙三氏が所蔵していたレコード6千枚の寄贈を受けてタイトルや内容を分類したもので、明治から昭和にかけてどのようなレコードが作られたかという貴重な資料である。四巻の巷間芸能・郷土芸能・その他の芸能編が目当てであった。浪曲レコードは思ったより少なかったが、声色や太神楽のレコードなども収録されていて参考になる。新話芸のところにある花月亭久里丸の「滑稽節約論」とか聴いてみたいものだ。サービスで西部古書会館の西部古書展目録が同封されていた。ありがとう。もう持ってました。

昨日は自分の原稿を送って0.5、それ以外にも前にやった仕事提案のフォローなどをしたがこれは点数に含まず。某連載最終回や文庫解説のゲラなども戻したので、そこそこ仕事はしたと思う。さて、いよいよ正念場だ。

Share

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存