杉江松恋不善閑居 起承転結の承と転がいちばん楽しい

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某月某日

朝からがんばってProjectTHDの進捗率を70%まで上げた。ここまで来ると、あとは残りの字数を気にしながら書かなければいけないことを漏らさずに進めるモードに入るので、最終段階は近い。

昨日は書いているうちに、あ、これ入れなくちゃ、入れたほうがおもしろいな、という要素が降ってきて、それをつっこんだら一気に立体化した。最初からかっちりプロットを決めて書いているほうが計算しやすいし、安全なのだが、こういう風に思いつきが入らないほどがちがちに固めてしまうのではなくて、降りてきた要素を入れたらどう化学変化を起こせるかを考えられるような態勢で進めていくのが私の場合大事だ。それがでたらめな思いつきじゃなくて、小さくてもいいから構成を支える柱になってくれるかどうかという見極めをして、大丈夫そうだったらやってみる。そんな感じで少しずつ、書いているものを育てていくのが中盤のモード。終盤に入ると、書かなければいけないことがちゃんと入っているかを確認する必要が出てくるので、これはやりにくくなる。中盤が苦しいけど、書いていていちばん楽しいのかもしれない。

昨日は業務委託の依頼を2つしてなんとか通りそうなので合わせて1.0、自分の原稿を1つ送ってO.5、さらに他の人の仕事売り込みをしたので2.0、合計で3.5というまずまずの成績になった。(勤務評定の詳細についてはこちら)

14時からは日本推理作家協会の理事会であった。すぐに終わるかと高を括っていたら、これが2時間弱の長丁場に。議事進行を務めた薬丸岳さんはお疲れさまでした。ずいぶん長いな、と思ったけど2025年度最初の理事会だし、5月には総会も控えているので仕方ないのだった。来月は総会があり、日本推理作家協会賞の選考あり、とまたいろいろと用事が増える。

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