芸人本書く派列伝 一覧

杉江松恋不善閑居 スナック玉ちゃんで玉袋筋太郎さんにお会いした

某月某日 相変わらず成果物が出ない日々。こんなことで食っていけるのだろうかと不安になる。だが腐っていても仕方ない。 ぎりぎりまで無駄な努力をして都内某所へ。芥川・直木賞の受賞パーティーである。無駄にキャリアは長いが、実は出席するのは初めてだ。どうも人の多い場所は疲れるのである。しかし今回は芥川賞受賞の朝比奈秋さんから直接お声がけいただいたので何が...

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杉江松恋不善閑居 『芸人本書く派列伝』は浅草キッド推薦本である

杉江松恋不善閑居 『芸人本書く派列伝』は浅草キッド推薦本である

某月某日 また新刊『芸人本書く派列伝』のお話。 本を出すにあたり、帯に推薦文をいただくという話になった。一人は当然、連載媒体であった〈メルマ旬報〉編集長の水道橋博士である。そこにもう一人。ならば玉袋筋太郎しかないだろう。別件の取材でお会いしたときにお願いしたところ、快く引き受けてくださった。というわけで『芸人本書く派列伝』は「浅草キッド推薦」なの...

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杉江松恋不善閑居 8月下旬発売になる『芸人本書く派列伝』(原書房)のこと

杉江松恋不善閑居 8月下旬発売になる『芸人本書く派列伝』(原書房)のこと

某月某日 家に籠って奥泉光と取り組んだ一日であった。 特に書くこともないので近刊について今一度。 新刊『芸人本書く派列伝』は原書房刊で、8月23日書店搬入、早いところではその週末から、遅くても来週には販売が始まるのではないかと思う。 これは〈水道橋博士のメルマ旬報〉に創刊から休刊まで、約10年にわたって連載した芸人本書評をまとめた一冊...

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杉江松恋不善閑居 千ページの間に仕事もする

杉江松恋不善閑居 千ページの間に仕事もする

某月某日 引き続き奥泉光に没頭していたのだが、さすがに日銭を稼ぐ必要もあるので原稿を2本書いて送った。今月は稼ぎが悪くて、この原稿料を入れてもまだ稼がなければならない目標額への進捗率が12.96%である。サボっているわけではないのだが、新著を出したときは慌ただしくなるのでだいたいこんなものなのだ。 泥縄式ではあるが急いで営業をかけたところ...

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杉江松恋不善閑居 鬼怒川で水道橋博士『本業2024』を読んで考えた

杉江松恋不善閑居 鬼怒川で水道橋博士『本業2024』を読んで考えた

某月某日 鬼怒川にて目覚める。朝食は定番の湯葉かと思ったが違った。大きな鮭のかま焼きがメインで、これはこれで美味しい。宿を出て河畔を少し歩いてからチェックアウトする。 鬼怒川駅は7年前からSL大樹号の発着駅になっており、転車台が移設されている。ちょうど大樹がそれに乗って方向転換するというので、柵にしがみついて録画した。著作権上で問題がなければ、Y...

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杉江松恋不善閑居 飯田橋「Artbook ARTERIA」&新刊『芸人本書く派列伝』

杉江松恋不善閑居 飯田橋「Artbook ARTERIA」&新刊『芸人本書く派列伝』

某月某日 打ち合わせと取材の一日。 午後から出かけて、都内某所でとある著書を準備中の方とお会いした。かなり大部の一冊になる由である。まだ引き受け先がないとのことなので、とりあえずコピーをお預かりし、私が出版社を探せないか試してくることにした。興味ある版元はぜひご一報ください。 それから近所の出版社に赴き、取材を。1時間ほどいろいろお話を伺う...

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杉江松恋不善閑居 『芸人本書く派列伝』校了

杉江松恋不善閑居 『芸人本書く派列伝』校了

某月某日 この日から浅草木馬亭の定席が始まるので駆けつけようと思ったが、正午近くになってさまざまな問題が起きて果たせず。『芸人本書く派列伝』が校了になるので、ぎりぎりで確認しなければならないことがいくつかあったのだ。なんとかそれをこなして編集者がけりをつけてくれる。これで問題なし。8月末には本が店頭に並ぶことになる。自分としては『読みだしたら止まらない...

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杉江松恋不善閑居 〈芸人本書く派列伝〉の引っ越し先媒体を募集します

杉江松恋不善閑居 〈芸人本書く派列伝〉の引っ越し先媒体を募集します

某月某日 今抱えている仕事。レギュラー原稿×4。イレギュラー原稿なし。 やらなければならないこと。主催する会の準備×1。 数日間あたふたしていてこちらの更新がおぼつかない状態だった。今日からまた平常営業。浪曲会のことなど書きたいことがいろいろあるのでまた別途。 それより先に書かなければならないことがある。水道橋...

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杉江松恋不善閑居 水道橋博士、当選おめでとうございます

杉江松恋不善閑居 水道橋博士、当選おめでとうございます

某月某日 今抱えている仕事。レギュラー原稿×5。イレギュラー原稿×3(新人賞選評、エッセイ、解説)。書き下ろしの初稿戻し。 やらなければならないこと。主催する会の準備×1。 目が覚めたら水道橋博士が参議院議員になっていた。圓生とパンダが死んだ日ではないが、水道橋博士と生稲晃子が当選した日ということで記憶に残りそうであ...

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芸人本書く派列伝extra01 河内潔士(川内康範)『哀怨の記 天中軒雲月』(積善館)

芸人本書く派列伝extra01 河内潔士(川内康範)『哀怨の記 天中軒雲月』(積善館)

川内康範に二代目天中軒雲月こと伊丹秀子を書いた小説『哀怨の記』という作品があることは以前から知っていた。ただ、図書館にもないような古い作品なので読む機会はなかったのである。それが2020年の暮れ、下北沢の古本屋を回っているときに偶然見つけることができた。発見したのは、古書明日である。頼りになる古本屋だ。ありがとう。 手に入れたので早速読んでみた...

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