天中軒雲月
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杉江松恋不善閑居 最後の古書なごみ堂&NHK浪曲大会
某月某日 金曜日。 どうしてももう一度古書なごみ堂に行かねばならないという気持ちがあり、早朝から家を出て蕨に向かった。前日は棚を見切れなかったからだ。店主にご挨拶をしてもう一度じっくりと見せていただく。これが大正解で、また別途書くが信じられないような大発見が相次ぎ、嬉しすぎる収穫となった。掘っても掘っても尽きない金鉱のようなもので、この古書店がな...
杉江松恋不善閑居 靖国神社奉納浪曲から御茶ノ水ソラシティ古本市へ~デッドラインまであと1日
某月某日。 午前中になんとかProjectYHRは脱稿した。少し時間を置いて見直そうと思ったので、そのままにして外出。あいにくの雨だが、靖国神社で奉納浪曲があるのである。 九段下駅で降りて坂を上りながら神社へ向かうと、途中で浪曲仲間のKさんに遭遇、会場にはSさんご夫婦や、Aさんもいらっしゃっていた。平日正午なのにみなさん頑張る。 ...
杉江松恋不善閑居 近鉄奈良・古本屋えっちゃん堂と一心寺門前浪曲寄席、真山隼人独演会
某月某日 せっかく奈良まで来て拝観をしないのはもったいないので、智林堂書店から三条通りを渡り、興福寺まで行ってくる。阿修羅像をひさしぶりに拝んできた。 そこからまた南に引き返す。そろそろ時間である。智林堂書店からはちょっと東に行って路地を南に降りたぐらいの場所、カフェの二階にあるのが古本屋えっちゃん堂だ。古本好きの店主が近年になって始めたとのこと...
杉江松恋不善閑居 天神橋筋・フォルモサ書院と一心寺門前浪曲寄席三月定席初日
某月某日 書苑よしむらを出て天神橋筋商店街に戻る。すぐにあるのが栞書房で、入口付近は雑誌のバックナンバーや絵本、写真集など大型本が並ぶ棚だが、奥に入ると芸能関係などのサブカルチャー、マンガなどの結構珍しい本がある。しばらくご無沙汰していたので何か買おうかと思って見ていると、小松左京『日本沈没』のカッパノベルスが目に入った。ちょうど22日にマライ・メント...
杉江松恋不善閑居 「極付演芸大忠臣蔵2024」と清澄白河・しまぶっく&千束・カストリ書房
某月某日 備忘のための日記続き。 先週土曜日は有限会社宮岡博英事務所主催の年末恒例、「極付演芸大忠臣蔵2024」であった。最初はお江戸日本橋亭での開催だったのだが、改築のため使えなくなってしまったので今年は深川江戸資料館小劇場になっている。 ちょっと遅れてしまったので、せっかくだから、と近所のしまぶっくに立ち寄ってから会場入りした。アート系...
杉江松恋不善閑居 天中軒景友さん抜きの〈スギエゴノミ〉
某月某日 前日の景友さん事故の動揺が収まらずに夜が明けた。いちばん辛いのはご本人なので、ここですべきは会を成功させることである。 昼過ぎにアートスペース兜座へ。この日は景友さんの妹弟子である天中軒かおりさんが後見で手伝いに来てくれていた。事故があったからお願いしたわけではなく、たまたまである。木村勝千代さん、広沢美舟さんが到着し、14時からいつも...
杉江松恋不善閑居 天中軒景友さんが交通事故にあった日
某月某日 金曜日。ネット配信番組への出演予定があり、午後から出かけた。会場に入る前にスマートフォンを見てびっくり。明日の兜座〈スギエゴノミ〉夜の部出演者である天中軒景友さんから「緊急連絡」という題名のメールが入っていた。翌日の出演者から緊急連絡が入るというのは、三つしかない。一、自分が出演できなくなった、二、共演者(この場合は曲師の広沢美舟さん)が出演...
杉江松恋不善閑居 紀尾井ホールにて豪華浪曲大会
某月某日 紀尾井ホールにて日本浪曲協会の豪華浪曲大会の開催日である。昼夜2公演で合計14人の浪曲師が上がる。昼の部の主任は天中軒雲月会長で「忠僕直助」、夜の部は東家一太郎「大石東下り」。 午前中に雲月会長から電話があり、1月19日の東西浪曲会チラシが足りないというので、持参することにした。時間があれば五反田の南部古書会館に寄ってから行こうと思って...
杉江松恋不善閑居 お笑い浅草21世紀と水道橋博士生誕祭
某月某日 本日が八月の千秋楽となる、お笑い浅草21世紀の木馬亭定例公演へ。歌のコーナーにゲストで天中軒月子さんが出演されるので、師匠の雲月会長にお誘いいただいていたのである。月子さんの出番は前半、「月に雲、地に歌、人に心」のキャッチフレーズは私が独演会のときにつけたものなのだが、気に入っていただきこの日も間のMCで言ってくださった。みなさんも三...
杉江松恋不善閑居 来年1月19日は木馬亭で「東西浪曲会」!
某月某日 例によって差し迫った原稿があるので午前中で片付ける。7月はまた稼がなければならない目標額を定めたので、進捗率としては5,33%となる。勤務評定としては0.5。 だいぶ遅くなったが浅草木馬亭の7月度定席二日目に。なんとか後半に間に合った。神田陽子さんが出演されていたが、たぶん6、7年ぶりなのではないか。もっとかもしれない。トリは天中軒雲月...