というわけで現在絶賛蜂窩織炎中で家からほぼ出られない状態なのだが、2月はほぼ毎日忙しく出歩いていた。その疲れがたまっていたのが原因なのかもしれない。
先週末は毎日違う種類のイベントに足を運んでいて、それはそれでおもしろかった。
21日は東京都墨田区が主催している「5000人の第九コンサート」で両国国技館に足を運んだ。新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏で五千人の一般参加者が合唱するというもので、家族が歌ったので聴きにいったのである。ご存じのとおり合唱パートは第四楽章までない。それまで合唱する人は国技館1、2階の桝席や椅子に腰を下ろして待っていて、ぱっと立ち上がる。その瞬間、国技館に白のブラウスと黒の上着で壁が出来たように見えた。何かに似ていると思ったが、北朝鮮のマスゲームである。ああいうものを実際に見たことがなかったもので、驚異であった。演奏と合唱もよかったが、あの光景が印象に残った。
22日は新宿区のこくみん共済ホール・スペース・ゼロで開かれた、コンドルズ新東京公演2026『Cigarettes & Alcohol』に。コンドルズは私よりも詳しい方がいらっしゃると思うが、コンテンポラリーダンスのチームである。もう20年以上にわたって活動しているそうで、国内外のさまざまな栄誉も授かっている。メンバーの一人である古賀剛さんが、実は高校で三年の間同級生だった、ということは最近になって知った。高校卒業以来まったくクラス会というものが開かれたことがなく没交渉だったのだが、最近になって突然縁が復活したのである。
公演はダンスだけではなくて、間に寸劇やDJなども挟んだバラエティに富んだもの、手書きアニメーションが投影される時間もあった。何かに似ていると思ったが、バーレスクだ。アニメーションがあるところなどはモンティ・パイソンみたいで、昔見た『モンティ・パイソン ライブ・アット・サ・ハリウッド・ボウル』を思い出した、と終演後の打ち上げで古賀さんには伝えた。楽しかった。こういう感覚の寄席というのもやってみたいと思う。
23日は木馬亭にて昨年末に急逝した伊丹秀敏追悼公演、まだ百か日も済んでないが、かなり大急ぎで準備したのだろうと思う。予告なく、休演中の富士綾那さんが啖呵だけだったが復帰し、東家三可子さんと「神戸の長吉」を掛け合い浪曲、後半では師匠・三楽さんが綾那さんと交替し、ひさびさの出番をお客に披露した。ブランクのあった二人を支えた東家三可子さんがこの日最大の功労者だと思う。最後は伊丹秀敏・浜乃一舟の貴重な映像を視聴、「男の花道」を唸る一舟節に泣かされた。企画をされた東家一太郎さん、美さん、お疲れさまでした。
というわけで充実した三日間を過ごした後に、発症したわけである。
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