杉江松恋不善閑居 木馬亭九月定席五日目・三代目広沢菊春襲名記念最後の東西ハヤト浪曲会

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×4。イレギュラー原稿×2(解説×2)。

やらなければならないこと。下読み×1。の・ようなものの準備×1。

午前中に通院があるので木馬亭は最初から聴けないな、と思っていたら、窓口で一週間受診日を間違えていたことに気づく。無駄足を踏んでしまったが仕方ない。一週間遅く、ではなくて早く、だったのがせめてもの幸いである。そこから木馬亭に行ってなんとか仲入り後には間に合う。主任の東家三楽さんは一年に一度しかかけないという「耳なし芳一」であった。やった、大儲け。

そこから二時間ほど空くので近所のSAKURA HOSTELに行って一階のカフェというか、ドリンクバーで長時間滞在できる場所で解説のための仕事読書をする。いろいろ試したが、浅草の仕事場ではここがいちばんいい。六時頃にまた出て、木馬亭に戻る。真山隼人&澤勇人のWハヤトの会である。十月十五日の浪曲大会で勇人さんが三代目広沢菊春を襲名するので、これが最後のWハヤトだ。

開演前に少し勇人さんと話す。ちゃんとお話しするのは初めてである。実は木馬亭に通うようになる前、勇人さんには一度メールで浪曲会の打診をしたことがあった。前に関わっていた電撃座で、初心者向けの浪曲会をやる案があったのだ。そのときはもろもろあって流れてしまったのが、浪曲のことがよくわからないままに仕事の依頼をしてしまい、申し訳ない気持ちをずっと抱えていた。ちゃんとお詫びでき、すっきりした。

左甚五郎 笑う首(池上勇作) 澤勇人・沢村美舟

切支丹秘話片割れ月(真木肇作) 真山隼人・沢村さくら

トーク

二人とも大師匠二代目広沢菊春と初代真山一郎のネタを勤めた。沢村さくら・沢村美舟は至宝沢村豊子の一番・二番弟子だが、よく考えてみると二人の共演もこの形では最後ではないか。沢村美舟さんが広沢美舟に改名するからだ。それとも十月の定席でもう一度くらいあるかな。会は両ハヤトを応援するお客さんが詰めかけて、いい雰囲気であった。『100歳で現役!』も少し売れる。

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