金曜日。
どうしてももう一度古書なごみ堂に行かねばならないという気持ちがあり、早朝から家を出て蕨に向かった。前日は棚を見切れなかったからだ。店主にご挨拶をしてもう一度じっくりと見せていただく。これが大正解で、また別途書くが信じられないような大発見が相次ぎ、嬉しすぎる収穫となった。掘っても掘っても尽きない金鉱のようなもので、この古書店がなくなるというのは本当に痛い。5月9日には引っ越しが決定しているとのこと。名残惜しいがどうぞ元気でお過ごしください。
終了後はとって返して都内へ。某所にて作家インタビューのお仕事である。それが終わって今度は内幸町のイイノホールへ。NHKの浪曲大会収録なのである。出演陣は東家孝太郎、澤雪絵、春野恵子、京山幸枝若、天中軒雲月と豪華、特に幸枝若は先々月末、相三味線だった一風亭初月に先立たれてから聴いていなかったので、どのような舞台を勤めるものか注意深く聴いた。見事な「掛川宿」であった。雲月「中山安兵衛婿入り」と共に堪能した。
終演後はダッシュで帰宅し、『博麗霊夢によろしく』の入稿を済ませる。無事に本が出ることになって安心した。でも次は6月15日の東方名華祭である。