昨日は朝日カルチャーセンター新宿教室で〈昭和の小説を語る〉特別講座であった。チームM&Mのマライ・メントラインさんと90分、密度の高い話をした。時間配分には気を遣ったはずなのだが、やはり最後は巻き気味になり、少し超過してしまった。小林多喜二『蟹工船・党生活者』、小島信夫『アメリカン・スクール』、松本清張『ゼロの焦点』、小松左京『日本沈没』、田中康夫『なんとなく、クリスタル』を複数のモチーフでつなぎながら読んでいくという内容で、特に『日本沈没』と『なんとなく、クリスタル』をある点で関連させて話せた点に意味があると思う。アーカイブ配信もあるそうなので、よかったらご覧ください。
関連記事
杉江松恋不善閑居 博麗神社例大祭〈相乗り回転ブランコ〉様に間借りで参加いたします
某月某日 先日、5月5日の博麗神社例大祭を忘れるという失態を犯していたことを報告しました。これでもうサークル参加は無理か、と諦めていたのですが、卯月秋千様のサークル〈相乗り回転ブランコ〉スペースに間借りさせていただけることになりました。せ02abとなります。これから急いで制作にかかり、二十七冊目になる〈博麗霊夢の日々〉新刊と既刊を頒布したいと思います。...
芸人本書く列伝classic vol.46 新倉典生『正楽三代 寄席紙切り百年』
寄席に行くと15~20分の持ち時間をもらってさまざまな芸人が出てくる。落語家以外の芸人を色物と呼ぶが、その色物と落語家が上手い具合に配置されて登場する。必ず決まっているのは膝代わりだ。中入り後に最初に出てくるのが「喰い付き」、その後一人「膝前」を挟んだりなかったりもするが「トリ」を務める落語家の前に登場するのが「膝代わり」の芸人だ。ここは必ず色物の芸...
杉江松恋不善閑居 旭堂南陵一門会inお江戸日本橋亭
某月某日 今抱えている仕事。レギュラー原稿×7。イレギュラー原稿×1(解説)。 やらなければならないこと。主催する会の準備×1。 午後いっぱいまで仕事をして夕刻から三越前のお江戸日本橋亭へ。大阪講談協会の旭堂南陵一門会である。まったく予備知識がなく、当日になってツイッターで旭堂南明さんに連絡して予約をお願いした。行っ...