二日間の「松浦四郎若2days」無事に終了。ご来場くださったみなさまには篤く御礼申し上げます。四郎若さんの人柄がにじみ出る芸、ご堪能いただけましたでしょうか。
太閤記 織田家仕官 天中軒すみれ・広沢美舟
赤穂城明け渡し 矢頭右衛門七 松浦四郎若・広沢美舟
天保水滸伝 鹿嶋の棒祭り 玉川奈々福・広沢美舟
中入
勧進帳 松浦四郎若・伊丹秀敏
お目当てはなんといっても四郎若・秀敏初顔合わせの「勧進帳」で、心の震えるような一席でした。伊丹秀敏師も出来映えに満足だったようで、終演後は四郎若さんに「また来るんでしょ」と誘いをかけておられました。そう、また来てくださるといいな。
奈々福さんが「鹿島の棒祭り」をかけられたのは、師匠の十八番だったからで、近い距離で福太郎・四郎若のお二人を見守ってこられた思いが籠められているように感じます。最後のトークではその点お話しいただきました。この日のMVPは前半で三席タテビキの美舟さん、まったく違う演者を弾き分けるため、三味線二丁をひっさげての楽屋入りでした。二日連続でご出演いただいた美舟さん、そして天中軒すみれさんにも感謝です。
松浦四郎若。この素晴らしい浪曲師のお名前を在京演芸ファンの心に刻み付けるお手伝いができたのなら幸いです。今後とも、松浦四郎若さんをよろしくお願い申し上げます。