関連記事
bookaholic認定2017年度翻訳ミステリーベスト10決定! 1位は遅れてきた真打!
翻訳マン1号・川出正樹と翻訳マン2号・杉江松恋による2017年度翻訳ミステリーベスト10選考会議が12月17日に開催されました。結果は以下の通りで、フランシス・ハーディング『嘘の木』(東京創元社)を本年度のベストと認定しました。「このミス」年度ぎりぎりの10月末に刊行され、装丁や帯のどこにもミステリーの文字が謳われなかったこともあってまったくのノーチ...
街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 2019年3月・静岡行その7・南伊東「岩本書店」
(承前) 二日続けてふしぎな古本屋はてなやに行ったわけなのだが、その前にどこに行ったかといえば、南伊東の岩本書店なのだった。伊豆半島は古本屋不毛の地だと勝手に思い込んでいた。たいへん申し訳ないです。岩本書店は地元で長く営業していて、伊豆及び静岡の郷土史関係に強いという。 朝一で自宅を出てまたもや横浜駅に。ここから熱海行に乗る動きは、もはや...
幽の書評vol.8 恒川光太郎『秋の牢獄』
ないもの、ありえないことを現出させる驚異の筆力。日本ホラー小説大賞作家が描くかくれざと三篇 恒川光太郎の最新作は、密度のある語りが楽しめる一冊だ。恒川は、短篇「夜市」によって第十二回日本ホラー小説大賞を受賞した作家である。本書は、受賞作を収録した同題短篇集と第一長篇の『雷の季節の終わりに』(ともに角川書店)に続く第三の著作ということになる。 『雷...



