杉江松恋不善閑居 親しき仲にも祝儀あり

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某月某日

昨日の問い合わせに対して返事が来て、なんとか話は聞いていただけそうな様子。連絡をとってみることにする。まだまだ下読みが続くので朝から夕方まで頑張る。池袋コミュニティカレッジで講師仕事があるので18時頃外出、終わって蕎麦屋でちょっと食事をして帰宅。仕事は一本小さなものを片付けたので勤務評定としては0.5だが、ほとんどお金にはならないものなので目標金額に対する進捗率は10.33%のまま変わらず。

もやもやしていることがあってちょっとだけ吐き出したらすっきりした。詳しくは書かないが、言動というのはちょっとしたことで人を不快にさせてしまうものなので自分でも気を付けたいと思う。それを強く感じるようになったのは諸分野で芸人と接する機会が増えたからである。芸人は総じて、何かしてもらったときに礼を言うのがうまい。礼を言ってもらいたくなって何かしてあげたくなる人もいるだろうな、と思うくらいである。なるほど、これがヨイショの基本なのである。

芸人のつきあいは、当たり前だが前座など経験が浅い人はそこそこで、ベテランほどうまくなる。幹部クラスになると、こちらが身をよじってしまうくらいに嬉しいことをぽつりと言ってくれる。芸である。ああいうのを見ていると、芸人とは対等に付き合うつもりでいてはいけないのだと思い知らされる。どちらが上か下かという問題ではなくて、向こうに礼を言うという芸をしてもらえるような状況を作らなければ失礼なのだ。祝儀は切るべし。親しき仲にも祝儀あり、である。気を付けよう。

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