杉江松恋不善閑居 鎌倉「本と喫茶すきま」・「今小路ブックストア」(デッドラインまであと56日)

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某月某日(デッドラインまであと58日)

来週までの〆切:レギュラー隔週×2、レギュラー週刊×3、イレギュラー×2、文庫解説×1。

来週の予定:演芸会主催×3、演芸会出演×3。

動画収録予定:今月はあと4本。

書き下ろし:ProjectMT、ProjectTK、ProjectTS。

早朝から起床して本日〆切の月刊レギュラーを片付ける。そのまま2時間ほど書き下ろしの仕事をし、外出。鎌倉に用事があるのだ。忙しいとはいいつつ、気分転換も必要なのでこれはいい外出である。

由比ガ浜付近にて突然古本屋の看板を発見する。スペイン関係の本を集めたイベリア書店だった。名前は知っていたが訪れるのは初めて。残念ながら開いていなかった。また来るしかない。そこから北上して戻り、公文堂書店の手前で本と喫茶すきまという看板を発見する。自由に本を読める喫茶店ということだが、置いてある本はすべて買えるという。であれば古本屋の一種ではないかと判断し、店のある二階に上がる。3時間など決めて料金を払うという形式のようだ。店舗は30年間空き家だった木造家屋をリノベーションしたもので、畳の間に上がって本が読める。置いてあるのは環境系の書籍が多いようだった。

そこから鎌倉の核である公文堂書店へ。鎌倉に来る者は全国民がこの古本屋に寄るべきだろう。いつもながら見ごたえのある棚で、文庫棚では西村京太郎なら西村京太郎というように、在庫の多い山が築かれているのがおもしろい。検分の後、前から必要だと思っていた竹内勉『追分節』(三省堂)を購入する。よしよし、今日は君を買う運命だったか。そこからJR鎌倉駅の西側を北上していくと、今小路通りの先に今小路ブックストアを発見。イベリア書店と同じで、アパートの一室を使った営業形態である。文庫棚から『かながわの古道』(かもめ文庫)を買う。支払いながら聞けば、営業を始めたのは2年前で、土日だけしか開けないのでまだまだ認知されていないのだという。みなさん、どうぞお訪ねを。

帰って2時間ほど書き下ろしの仕事。今日も2時間ばかり借金を作ってしまった。

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