杉江松恋不善閑居 東家一太郎努力会in三凱亭 大山「ぶっくめいと」・池袋「平和堂書店」

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×2。イレギュラー原稿×2(エッセイ、評論)、ProjectTY書き下ろし。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

何をやったのかあまり記憶にないのだが、仕事を午前中で終わらせて外出。とりあえず向かったのは東武線大山駅のぶっくめいとで、ひさしぶりの訪問だった。そこから東武練馬駅の三凱亭へ。東家一太郎努力会である。新作ネタおろしがあったのだ。

夕立勘五郎さんばら辰 東家一太郎・東家美

父子玉(津島唯々作) 東家一太郎・東家美

「さんばら辰」は東家浦太郎一門のお家芸より、人はいいが単純で喧嘩っぱやいさんばらの辰が引き起こす騒動の前篇にあたる。スラップスティックで楽しい一席だ。お目当ての「父子玉」は勝小吉・勝海舟の親子を題材にした一席だ。海舟はこどものころ野犬に襲われて大怪我をして死にかかったことがある。その史実を元にした話で、題名を見れば詳しい人はなるほど、と気づくかも。子母澤寛『父子鷹』のパロデイになっている。

終演後は急いで飛び出して池袋へ。途中でふと気が付いて北池袋で下車し、歩いて平和台書店に立ち寄る。ここは棚に通販用の在庫を置いているのだが、以前よりもそれが拡大して、店頭売りが少なくなった気がする。数分だけ棚を眺めてから、線路の向こうの某所へ。若林踏氏と「ミステリちゃん」の収録である。対面で収録をするのはいつ以来だろうか。若林氏は昨年の著書『新世代ミステリ作家探訪』が本格ミステリ大賞評論・研究部門の候補になっている。その話や、「みんなのつぶやき文学賞」の結果などをあれこれ話す。終了後は近所で雑談。ほどほどにして帰宅した。翌日に大事な用事が控えているのだ。

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