杉江松恋不善閑居 ヨーグルトを食べる

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1日に200グラムのヨーグルトを食べなければならない。

糖尿病改善のための栄養指導では、主食・蛋白質・油分といったように食品を分類し、それを決まった量摂るようになっている。体重などによって違いはあるが、乳製品ならヨーグルトで200グラムである。

以前にも栄養指導を受けていたことがあって、そのときも1日200グラムのヨーグルトを食べていた。言うまでもないことだが無糖のものである。カップで売っているものだいたい100グラムなのだが加糖されているので、明治のブルガリアヨーグルトを食べていた。

少し前に変わったがブルガリアヨーグルトには食べやすくするために顆粒状の砂糖が添付されていた。それは食べられないのでよけて、あとで砂糖容器に入れる。だんだん砂糖入れが顆粒状のもので埋まっていくわけである。ブルガリアヨーグルトに限らず最近はこの砂糖を添付しない、つまりそれ抜きでも食べられる味になったということを謳うようになった。おかげで砂糖をよけずに済むので大助かりだ。

それで気づいたことがあるが、ブルガリアヨーグルトは容器が小さくなった。以前は、1日200グラムを2回、つまり400グラムで100グラム余っていたのである。それを繰り越して3日目は古いのと新しいのを100グラムずつ合わせて食べていた。ひさしぶりにグラム数を確認しながら食べたのでこのことに気づいたわけである。100グラム分、縮んでいた。

毎日毎日ヨーグルトを食べているので、ときどき味に変化が欲しくなる。そういうときは、明治以外の銘柄を買うのだが、シナモンの粉を振りかけることもある。これをやると、なぜか舌が甘さを感じるのだ。コーヒーに入れるとやはり甘味料抜きの効果がある。

昨日買ってきたのが、写真のジャージー乳ヨーグルトだった。ジャージー乳使用ということで普通とは違うのだという。値段も300円ぐらいする。近所のスーパーマーケットではブルガリアヨーグルトが150円だから倍だ。差分の150円は贅沢のつもりである。2日で150円、1日75円の贅沢である。

昨日のあさりの味噌汁が残っていたので、朝食はそれで済ませた。貝を食べてしまった後で汁にご飯を入れておじやにしたのだが、全部食べたら案の定昼頃になって気持ち悪くなってきた。インクレチンの副作用である。仕方ないので昼食は例によってヨーグルトのみ。せっかくの150円高いジャージー乳ヨーグルトだが、こういうときに食べてもありがたみはよくわからないのであった。

最後に宣伝を。現在発売中の「ビッグコミックオリジナル」のコラム欄「オリジナリズム」に「もっと給料を上げてください」という文章を寄稿している。先日の入院中に書いて送ったら、ぶっ倒れたことを知っている編集者が驚いていた。いや、倒れたといっても足なので、頭はまともに動いていたわけである。その入院のこともちょっと書いている。よかったらご一読を。

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