杉江松恋
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杉江松恋不善閑居 旧聞 静岡・ブックスランド馬場町店ほか
某月某日 兵庫行の補遺。 喜楽観で真山隼人・沢村さくらを聴いた翌日、ひさしぶりに静岡に寄って帰ろうと思い、上りの新幹線を途中下車した。あべの古書店と水曜文庫を訪ねるつもりで駅からバスに乗り、まずは北上する。行き慣れたあべの古書店の前までやってくると、なんとシャッターが閉まっている。 そうだ、月曜は定休日だった、と気づくも後の祭りである。月曜...
杉江松恋不善閑居 旧聞 新開地・上崎書店と真山隼人・沢村さくら喜楽館出演
某月某日 兵庫行の続き。 王子公園駅を後にして、またもや西に向かう。神戸三宮駅で乗り換えて、神戸高速船で新開地駅まで。実はここが最終目的地だったのである。新開地駅には兵庫県唯一の定席・喜楽館がある。その昼席を聴くのが目的であった。 しかしまだ開演まで少しだけ時間がある。喜楽館のある新開地商店街をまっすぐ行くと、かなり先に上崎書店がある。老舗...
杉江松恋不善閑居 旧聞 王子公園・古本屋ワールズエンズガーデン
某月某日 兵庫行の続き。 王子公園駅東側のまちまち書店を訪問し、西側へ取って返す。高架沿いの道を下っていくと、今度は開いていた。 古本屋ワールズエンズガーデンである。 扉を開けて中に入ると、いわゆる古本屋らしさとは違った空間がそこに広がっていた。 まず視界に余裕がある。壁際には人の背丈ほどの高さの書棚が並んでおり、その手前には胸...
杉江松恋不善閑居 旧聞 王子公園・たびたび書店
某月某日 兵庫行の続き。 六甲の口笛文庫を出て、さらに西に向かった。目指す場所は同じ阪急線の王子公園なのだが、今来た急坂をもう一度上るのはけっこう面倒くさい。神戸の人はこれを毎日上り下りしているわけか。足がさぞや丈夫になるだろう。調べてみると、JRのほうへさらに下ったところに停留所があり、王子公園に近いところまでバスで行けるらしい。となれ...
杉江松恋不善閑居 旧聞 六甲・口笛文庫
某月某日 10月大阪行の続き。 大阪に頻繁に行くようになって、府内の古本屋はだいぶ回ることができた。大阪市に限って言えば、足を踏み入れていない個人経営の店は一桁だと思う。となれば周辺府県にも行くべきであろうということで、京都府、奈良県の順番に少しずつ未踏の地をつぶしつつある。あとは、そうだな、兵庫県だ。 というわけで心斎橋のホテルで起きた後...
杉江松恋不善閑居 旧聞 中津・ぷれこぐ堂&森小路・千賀書房
某月某日 これも昨年の話で恐縮である。 10月の下旬に心斎橋大学で仕事があって、二泊三日で大阪に向かった。 所用は午後からなので、少しだけ時間がある。新大阪から心斎橋に向かう間のどこかで寄り道ができそうである。となれば立ち寄るべきは地下鉄御堂筋線中津駅近くのぷれこぐ堂だろう。 駅を出て西に向かい、JRの高架をくぐった先にぷれこぐ堂はあ...
杉江松恋不善閑居 旧聞 今出川・澤田書店
某月某日 関西行の続き。 武庫川~今津~西宮北口をまわった翌日、私は京都にいた。前夜は大阪に泊まっていたので、京阪電車で早朝に発ち、まずは嵐山にやってきたのである。インバウンドの観光客が多いため、早朝ではないと静かな京都というものにはお目にかかれない。ちょうど紅葉の季節ということもあり、嵐山の大悲閣を訪れる気になったのだ。門が開くぎりぎりに着くよ...
杉江松恋不善閑居 旧聞 西宮北口・2階洞書店
某月某日 兵庫行の続き。 今津にて滋味の深い古書肆・蝸牛にて発掘作業を行い、無事に成果を上げた後のことである。すでに日はとっぷりと暮れ、さすがに冷えてもきた。当夜の泊まりは大阪・西成なので、帰途につかなければならない。そこで駅まで戻り、阪急今津線に乗ったのである。 ここで来た道を辿って阪神本線で帰ればいいのでは、と思った諸氏は正しいが、古本...
杉江松恋不善閑居 旧聞 今津・蝸牛
某月某日 兵庫行の続き。 街の葉を出て、武庫川駅に戻る。そこから阪神本線にまた乗って、今度は今津駅まで。 駅を出て、北東方向に歩いていく。ちょうど阪急今津線と沿う形だ。すでに日は暮れきって暗くなっている。驚いたのが、出くわす居酒屋という居酒屋がすべていい感じで、一度は入ってみたい名店ばかりだったことだ。もちろん外から眺めただけなのだが、長年...
杉江松恋不善閑居 旧聞 武庫川・街の草
某月某日 また古い話題を。昨年11月24日に大阪で天光軒新月と五月一秀の二人会があり、心斎橋の角座まで行ってきた。泊まりの予定だったので、会が終わってからの時間に少し余裕ができた。そこで向かったのが、阪神本線武庫川駅近くにある古本屋、街の草だ。 武庫川駅は川を渡る橋梁の上にある。駅の東に出て、ゆるい坂道をしばらく下っていく。庶民的な中華料理屋など...









