本芸 - hon-gei
ライター・杉江松恋が有益だったり違ったりする情報をお送りします。
杉江 松恋 2024/12/28 本以外の話題
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某月某日
ここ数日がんばっていたのですが、力及ばず2本ほど残して出版社の御用納めに当たる日を過ぎてしまいました。年末年始も無理をせぬ程度にゆるゆる頑張ります。しばらくこの欄を書けずにいたので、そちらもちょこちょこと補充していくつもりです。本日はこの後、生浪曲の聴き納めに。
不善閑居, 杉江松恋 杉江 松恋
五月某日 日の出前に目が覚め、そのまま仕事にかかったもので午後の早い時間には体が空いてしまった。次の仕事の支度をするのにはちょっと半端である。どうしようかな、と思案した結果、気づいたら横浜駅で根岸線のホームに立っていた。イセザキモールの有隣堂前でワゴンセールをやっているはずなので、少し覗いていこうかという肚なのである。別にわざわざ行くほどのこと...
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某月某日 福井行の続き。 福井鉄道赤十字前駅の古書好文堂を出た。ここから北へ2.5㎞ほど行ったところにメアリ書房という古本屋がある。そのぐらいの距離なら歩いてもいいのだが、雪道なので無理だろう。GoogleMapで見たときは、福井駅からかなり離れているのでタクシーでも使うしかないかと思っていた。よく見てみると、福井駅を通っているえちぜん鉄道の西別...
ミステリーが成立するためにはまず初めに事件の影が必要だが、事件という素材だけを放置しても旨いミステリーに化けるはずがない。そのためにはいかに技巧が必要であるか、ということを学ぶ好教材として、今月は佐野洋の短篇集をお薦めする。『内気な拾得者』は、佐野洋が「オール讀物」誌上で続けている連作の短篇集であり、すでに第一弾として『北東西南推理館』(文藝春秋)が...
杉江松恋不善閑居 また首の皮一枚でつながった
杉江松恋不善閑居 四人目のモンブランの処女