午前三時に目が覚めてしまい、仕方なく起床。これはもう仕方あるまいと肚を括り、奥泉光『虚史のリズム』に取り組む。一気に読了した。ずいぶん時間がかかったが、それだけの価値はある読書であった。もろもろの連絡を入れつつ、諸般の事情で9月中旬には入稿したい東方紅楼夢原稿の段取りをつける。これから一月半、私は東方紅楼夢と秋季例大祭、そして浪曲公演のために行きます。仕事、ああ、そういうものもあった。とりあえず睡眠が足りていないので、今からもうちょっと横になる。
関連記事
電撃座の落語会をお休みします~杉江松恋からのご挨拶
新宿五丁目にあるcafe livewireで私が企画立案した落語会を初めて開催したのは、2014年2月のことであった。最初の会は立川談四楼さん独演会「オールナイトで談四楼」である。終電でお客さんに来てもらい始発で帰るという「本当の深夜寄席」を謳ったこの会は、参加者と演者が体力勝負のチキンレースとなった。だいたい演者が勝つのである。もともとそんなつもり...
杉江松恋不善閑居 8月下旬発売になる『芸人本書く派列伝』(原書房)のこと
某月某日 家に籠って奥泉光と取り組んだ一日であった。 特に書くこともないので近刊について今一度。 新刊『芸人本書く派列伝』は原書房刊で、8月23日書店搬入、早いところではその週末から、遅くても来週には販売が始まるのではないかと思う。 これは〈水道橋博士のメルマ旬報〉に創刊から休刊まで、約10年にわたって連載した芸人本書評をまとめた一冊...
杉江松恋不善閑居 天下茶屋・福永書店岸里店&昭和町・大吉堂
某月某日 大阪行最終日。この日も一心寺門前浪曲寄席はあるのだが、19時から朝日カルチャーセンターのリモート講義が始まるので、どうしてもその前には帰宅していなければならない。そのためには15時には一心寺を出たほうがいい。だがそれだとトリを最後まで聴けるかわからない、ということで残念ながら早めに大阪を出ることにした。いろいろと穣り多かった大阪、ありがとう。...