杉江松恋不善閑居 博麗神社例大祭in新潟ご報告

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×6。イレギュラー原稿×4(エッセイ、書評、文庫解説×2)、ProjectTY書き下ろし。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

昨日はガタケットと共同開催の博麗神社例大祭in新潟であった。会場は新潟駅からバスで10分くらいの場所にある新潟市産業振興センターである。例大祭の新刊ないなあ、と思っていたが、よく考えたら最新刊の『博麗霊夢、お耳を拝借』は大阪の東方紅楼夢で出した本だから、例大祭では初めてなのだった。慌てて事務局に新刊登録する。

開場すると意外なほどの入場者数である。ガタケットの歴史は古く四十年近い。日本海側におけるコミケットなのだから多くて当然なのだ。あっという間に通路が人で埋め尽くされ、端のほうにあった本が接触者で落とされそうになるので慌てて山を調整する。壁サークルはいいのだけど、これだけ人がいると立ち止まってくれないので〈腋巫女愛〉のような弱小は逆に本が売れなくなる。困ったな、と思っていたら、あにはからんやで最初に『博麗霊夢にありがとう』が新規のお客様に売れ、それからはぽろぽろと手に取ってくださる方が出た。新潟では〈腋巫女愛〉の頒布をしたことがないので新規開拓をしたいと思って参加した今回の例大祭だったが、そういう意味では効果があったと思う。本をご購入いただいた皆様には深く感謝します。

15時半で終了し、バスで新潟駅南口へ。駅の下に結構大きめなブックオフがあったのでちょっと覗いていく。新潟には老舗の古本屋がいくつもあったはずだが、某店で伺ったところによると、ブックオフの出店で一気に淘汰され、今あるところはほぼ新人がここ数年で出したところばかりなのだとか。現在はどちらかといえば一般というよりは古本ファン向けの品揃えの店が多くなっているように感じる。私はけっこう楽しませてもらったのだが、その話はまた別に。

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