街てくてく~古本屋とビール、ときどき銭湯 2020年2月田原町「お座敷一箱古本市」と木馬亭

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某月某日

木馬亭で開かれる「浪曲名人会」のためまたもや浅草へ。関西から三原佐知子、松浦四郎若、名古屋から天中軒雲月が揃うとなれば行かざるをえない。

木馬亭へはいつも銀座線田原町駅の三番出口から歩くのだが、この日ばかりは逆方向に向かった。一番、二番出口のある側の通りを一本入ったところにある「Readin’Writin’Bookstore」がお座敷一箱古本市を開いていたのだ。毎月恒例なのだというが、私は伺うのは初めてだ。入るとすぐにある二階へと続く階段を上る。その先にロフトのような感じのお座敷スペースがあり、古本が売られているのである。募集要項では上限5名とあったが、2名がいらっしゃっていた。お一人は海外の写真集が中心でもうすぐ通信販売も始めるという。もう一方は文芸中心で、年間エッセイ集の『散歩とカツ丼』を購入した。帰りに読むかもしれない。

お店から木馬亭までは歩いて10分程度。ぎりぎり開演に間に合った、と思ったら前説で東家恭太郎さんが終活浪曲なる新作をかけていたのだとか。聴けず、残念。

演目は以下の通り。

雷電小田原情け相撲 東家一太郎・東家美

北斎と文晁 瑞姫・紅坂為右衛門

仲入り

男一匹天野屋利兵衛 天中軒雲月・沢村豊子

首護送 松浦四郎若・紅友美

母恋あいや節 三原佐知子・紅友美

昨日の「忠僕直助」に続き「天野屋利兵衛」でも圧倒され、四郎若に陶然とした良き会でした。余韻にほんわり浸りながら帰り、途中でいろいろ密談。

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