「翻訳メ~ン」#5 17年3月のオススメ翻訳ミステリーはこれでした!

「bookaholic認定ミステリーベストテン2016」海外編の選出でもコンビを組んだ川出正樹さんと、杉江松恋がその月に出た翻訳小説・ミステリーの中からお気に入りの3冊を持ち寄って話すトークコーナー。この回の後唐突に思いついたのでコーナー名を次回より「翻訳メ~ン」といたします。翻訳マン1号・川出正樹と翻訳マン2号・杉江松恋が毎月痺れる情報をお届けしますよ。 ...

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「喋る本棚」#6 『坂の途中の家』著者 角田光代さんにお聞きしました。

「喋る本棚」#6 『坂の途中の家』著者 角田光代さんにお聞きしました。

誰が何と言おうと2016年の最も読むべきミステリーは角田光代『坂の途中の家』です。 「bookaholic認定ミステリーベストテン2016」国内編では私が大推薦したものの、惜しくも2位に終わってしまいました(もちろん、真藤順丈『夜の淵をひと廻り』もたいへんいいミステリーです)。多数決だから仕方ない。しかし溜飲の下がることに、第70回日本推理作家協会賞長...

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杉江松恋不善閑居 ユースホステル旅のこと~イッシー音頭購入顚末記 20170331

杉江松恋不善閑居 ユースホステル旅のこと~イッシー音頭購入顚末記 20170331

私がユースホステルを使った旅行をしなくなったのは、思春期になって疑似家族的な雰囲気がうるさくなったからだ。スタンプで見る限りでは、一九八一年八月二十二日に高千穂ユースホステルに泊まった後しばらく利用していないので、もしかするとここで途絶えてしまったのかもしれない。というか一九八一年というと私は十三歳である。それまでがユース旅行のピークだったということ...

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杉江松恋不善閑居 ユースホステル旅のこと~ペアレントさん 20170331

杉江松恋不善閑居 ユースホステル旅のこと~ペアレントさん 20170331

私が子供のころ、ユースホステルのブームがあった。文字通り若人の宿として貧乏旅行の拠点となっていた、というだけでは繁盛した理由の一部しか伝えられないと思う。たしかに一泊千五百円程度、素泊まりにすればもっと安いところもあったと記憶する。ユースホステルの営業形態はいろいろあり、山小屋や寺の宿坊と兼業のようなところもあったと記憶している。そうではない一般的な...

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杉江松恋新刊『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)4月28日発売です

杉江松恋新刊『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)4月28日発売です

私、杉江松恋は2007年4月から2011年3月まで都内某小学校でPTA会長をしておりました。そのときのことを書いた『ある日うっかりPTA』が発売になります。もともとは北尾トロさんが発行していた雑誌「レポ」に連載していたもので、単行本化に際し大幅加筆しました。PTAに関心がある人、ない人、かつてPTAにかかわったことがある人、これからもしかすると参加す...

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速報 bookaholicラジオショー公開録音に角田光代さん来場

速報 bookaholicラジオショー公開録音に角田光代さん来場

昨日はbookaholic認定2016年度国内ミステリーベストテン2位となった『坂の途中の家』著者、角田光代さんにお越しいただき、「喋る本棚」の公開収録を行った。2位と書いたが、杉江個人としては2016年の1位は『坂の途中の家』である。現在、第70回日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門の候補作となっており、4月に行われる選考会議の結果が待ち遠しい。...

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電撃座通信 桂夏丸「夏丸ヒットパレード VOL.2」20170327

電撃座通信 桂夏丸「夏丸ヒットパレード VOL.2」20170327

桂夏丸さんの落語を最初にどこで聞いたのかは覚えていない。そのときは昭和の力士伝を語った後で懐中からマイクを取り出し、懐かしい歌謡曲を朗々と歌った。落語と唄で贅沢な高座だな、と思ったことを覚えている。電撃座で落語興行を始めたときに、ぜひ出てもらいたいと考えたうちのお一人である。念願叶って昨年末に初登場いただき、昨夜が二回目となった。 番組は以下の...

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落語会レポート 立川志ら鈴・志ら門「二ツ目昇進トライアル」志らく講評に思うこと 20170326

落語会レポート 立川志ら鈴・志ら門「二ツ目昇進トライアル」志らく講評に思うこと 20170326

お招きをいただいて、立川志ら鈴さん・志ら門さんの二ツ目トライアル興行にうかがった。二人は後輩のうおるたーさんと共に電撃座で「立川さんちの喫茶★ゼンザ」という勉強会を毎月開いてくれている。応援のつもりで駆けつけたところ、広小路亭はすでにほぼ満席状態だった。 ご存知の方が多いと思うが、落語立川流の二ツ目昇進には噺を五十席、講釈の修羅場(ひらば)とし...

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杉江松恋不善閑居 「僕らはすべてをノートにつける」

杉江松恋不善閑居 「僕らはすべてをノートにつける」

大学に入る前の人間関係はほぼすべて断ち切っているのだが、唯一高校時代にわずかな縁が残っている。たぶんこれは一生のもので、よほど何かたいへんな事態が出でない限り、この縁が切れることはないだろう。自意識の最も高い、恥ずかしい時期からのつきあいである。こういうのを腐れ縁という。 ただ、その縁が切れかかった時期があった。理由は簡単で、金である。私もその...

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川浪いずみ「本とせいかつ」#5

川浪いずみ「本とせいかつ」#5

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