3/9(土)18時~桃川鶴女『鶴女の恩返し』出版記念講談会

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お知らせです。

来る3月9日(土)はアートスペース兜座(中央区日本橋兜町11-10)で午前・午後・夜と1日3公演を行う演芸会〈スギエゴノミ〉です。目玉は夜の部。先年末に初の著書『鶴女の恩返し 師匠田辺一鶴へ弟子鶴女が贈る涙と笑いの講談道』(聞き手・杉江松恋。扶桑社)

を上梓された桃川鶴女さんの講談独演会で「南部坂雪の別れ」と「明治の偉人たち」の2席が予告で出ております。木戸銭は2500円、18時開演です。

『鶴女の恩返し』は、共著としては六代目神田伯山『絶滅危惧職 講談師を生きる』(新潮文庫)に次ぐ、私の2冊目の講談関連本です。もともと同書は桃川鶴女さんが講談師として芸道50周年を迎えたことを記念して発意されたもので、私のところに聞き手のご依頼があり、縁があって扶桑社に刊行をお願いすることができました。

本は鶴女さんの泣き笑い芸道50年を綴ったものであると同時に、師匠・田辺一鶴の評伝にもなっております。1964年の「東京オリンピック」で脚光を浴びてマスメディアの売れっ子となり、一代の風雲児として講談界を牽引した一鶴さんは、意外なことにまとまった評伝がなく、以前より残念に思っていました。鶴女さんにお話をいただいたことで自分の手でそれをまとめる機会ができ、本当によかったと思っております。鶴女さんは資料の保存魔で、必要なものを山のように持っておられました。抜群の記憶力とこの資料群があって初めて一鶴の人生を形にまとめることができたのです。この機会にぜひご一読ください。

講談会では本の販売と希望者へのサイン会も実施する予定です。週末のことでご多用かと思いますが、どうぞ万障お繰り合わせの上奮ってご参加くださいませ。

ご予約・お問合せは09041265941またはsugiemckoy@gmai

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