杉江松恋不善閑居 『円丈落語全集3』発売になりました

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×3、イレギュラー原稿×3(インタビュー構成×2、評論×1)。やらなければならないこと。の・ようなものの準備×1。ProjectMH×1。

夕方まで原稿書きに専念して外出。区のPTA会長同期会が3年ぶりにあったので、出席してきたのである。みんな子育ては卒業した年になっているので、馬鹿話会に近い。けっこう話し込んで、帰宅。普段は仕事相手としか話をしないので、それとまったく関係ない相手との付き合いは大事である。

私が企画成立の段階で少し手伝った『円丈落語全集3』が発売になりました。まえがきを春風亭昇太さんが書くのはみなさん納得されると思うが、なぜ解説が杉江松恋なのか、と疑問に思われるかもしれないので、そういう事情があるのだということを書いておく。もう少し詳しいことは本の解説で触れたので見てください。解説というか、拙文のメインはそっちよりも三遊亭円丈が登場した書籍・雑誌記事を可能な限り網羅した書誌リストである。私がたたき台を作って、編集を担当した伊藤一樹さんがえっちらおっちら校閲してくれた。二人がかりで苦労したリストなので、今後の三遊亭円丈研究に使用していただければ幸い。解説よりもこっちのほうが原稿料の価値はあったと思うな。円丈さんのおかみさんにお見せしたら喜んでくださっていたそうなので、いい本を作ることに参加できたと思う。『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』もそうなのだけど、私が芸人本の仕事をするのは、当の芸人さんに喜んでもらえることが最大の動機なのである。円丈さんの生前には間に合わなかったので、西方浄土に手を合わせて報告することにする。

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