杉江松恋不善閑居 荻原浩短篇小説の魅力を語る

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×5。イレギュラー原稿×2(解説×2)。

やらなければならないこと。の・ようなものの準備×1。ProjectHRG×1。

夕方まで仕事をしてから神保町へ。PASSAGE by ALL REVIEWSで荻原浩さんに短篇小説の魅力についてお話いただくトークイベントである。ご著作のうち、第一短篇集『押し入れのちよ』、直木賞を受賞された『海の見える理髪店』に的を絞って各作品についてお話しいただいた。『押し入れのちよ』表題作はコミカルな展開の中に過去の重い記憶がふっと顔を出すのが素晴らしく、初読時に胸を打たれた記憶がある。『海の見える理髪店』は当時幻冬舎で対談書評をやっていて、藤田香織さんと「ズルいほど上手いよね」と言い交わしたものだ。短篇の名手、と勝手に思っていたが実は短篇は長篇以上に苦労してお書きになっているという話を伺えて有意義な時間であった。有料になってしまうが、しばらくアーカイブ視聴が可能なので今からでも興味を持たれた方はぜひ。また、荻原さんにサインを入れていただいた『現代の小説2022 短篇ベストセレクション』(小学館文庫)もBOOTHで販売中である。こちらも残り僅かなので、お早めに。

おかしなボタンの掛け違いなど、水面下でざわざわすることがいくつも起きているのだが、こういうときこそ前向きに対処するのが玉川祐子イズムである。企画書を出したり、友人の企画を売り込んだりしながらのほほんと生きていくぞ。

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