杉江松恋不善閑居 9月11日は木村勝千代さん独演会「天保六花撰その2」&浪曲日本橋亭

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×5。イレギュラー原稿×2(解説×2)。

やらなければならないこと。の・ようなものの準備×1。

昨日はお江戸日本橋亭にて浪曲日本橋亭の興行に。今回から玉川太福さんが担当になり、いろいろ変わった。これまでは四人が上がって曲師が二席ずつ二人で受け持つ形だったが、今回からはそれぞれの浪曲師がお稽古をしている曲師を指名することになるらしい。また、若手と中堅を中心の興行として、多くの人が日本橋亭のトリを取る。その主任のネタのみを予告して、あとの三人はそのトリに結びつける形で自分のやるものを選ぶ。つまり落語の寄席のような考え方に変わったようだ。今回予告が出ていたのは太福さんで、玉川一門のお家芸から「天保水滸伝 笹川の花会」である。日本橋亭に行ってみたら、その太福さんが木戸番で座っていたから驚いた。これも変った点で、木戸番だけの仕事で誰かを呼ぶのではなくて、その日の三番目か四番目の演者が担当することになるらしい。珍しい人が木戸にいるのを見ることができるかもしれない。「笹川の花会」は誠に結構でした。夜の神田松鯉さんとの二人会でも掛けられた由。

さて、明後日は木村勝千代さん独演会「木村派の連続物が聴きたい! 天保六花撰特集その2」である。場所は変わらず、神楽坂・香音里。この会は河内山宗俊ものを連続四回で聴いていただく構成だが、もう一席は今回「小猿七之助 品川宿」である。渋いところでお楽しみいただきたい。勝千代さんの七之助がまた、いいんですよ。ご予約はまだ受け付けているので、お早目に。当日券もまだ出せそうな感じですが、なにしろお早目に。

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