杉江松恋不善閑居 浅草木馬亭九月定席三日目・玉川太福独演会

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×3。イレギュラー原稿×2(解説×2)。

やらなければならないこと。下読み×1。の・ようなものの準備×1。

昼いちばんくらいまで家で未練がましく仕事をし、そこから木馬亭へ。定席の三日目は初代東家浦太郎記念である。トリを東家浦太郎の兄弟子であった大利根太郎の弟子・大利根勝子がしめて、そのまま故人をしのぶトークへ。貴重な話がたくさん聴けた。

そのあとの夜席は玉川太福独演会。玉川祐子本の物販をさせてもらった。祐子さん関連のネタということでまずは須賀神社の豆まきをレポートする「小山へ行ってきました」、そして〈地べたの二人〉から「湯舟のレボン」。このネタ、完全版で聴くのは初めてである。だいたい、一部を取り出したイボがとれる騒動のあたりだけなのだが、全体を聴くと満足感がある。トリネタにできるのでは。最後は〈サカナ手本忠臣蔵〉からネタおろししたばかりの「岡野キンメ衛門の絵図面取り」。ここには書けない工夫があっていろいろ楽しかった。さらに改良を加えていくのでネタおろしの原型が聴けるのはこれが最後とのこと。

太福さんのお弟子にはいったわ太さんが協力してくれて本がかなり売れる。

本日はこのあと日本推理作家協会の〈推協フェス2022〉に行っていろいろ働いたあと、夜は木馬亭で真山隼人ツキイチ独演会。ここでも玉川祐子本を物販させてもらえることになっている。よかったらお買い求めください。

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