杉江松恋不善閑居 水道橋博士、当選おめでとうございます

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×5。イレギュラー原稿×3(新人賞選評、エッセイ、解説)。書き下ろしの初稿戻し。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

目が覚めたら水道橋博士が参議院議員になっていた。圓生とパンダが死んだ日ではないが、水道橋博士と生稲晃子が当選した日ということで記憶に残りそうである。

博士にはメルマ旬報の「芸人本書く派列伝」連載でお世話になっているが、今回の立候補は山本太郎代表のれいわ新選組からということで傍観することにしていた。山本代表は福島第一原子力発電所事故に関するデマ拡散という悪しき過去があり、きちんとした形で謝罪するまで一切信用ができない。目的のためなら手段を選ばないというのは人として許せる態度ではないからだ。

しかし当選は素直に祝福したい。おめでとう。報道されていたように、自宅まで売却して資金を作っての出馬はまさに背水の陣だった。芸人としてなのか、政治家としてなのかはわからないが、勝負強さを証明した感がある。この調子で国政の場でも頑張ってもらいたいと思う。願わくばその過去を忘れない記憶力を活かして、山本代表と対話して過去の清算をするように勧めてもらいたいものである。

選挙の話、以上。本日は夜に朝日カルチャーセンターの講座がある。本日から人数が増えて8人受講になったとか。90分で8人はぎりぎりで、これ以上増えると一人あたりに割ける時間が少なくなってこれまでのような対話形式での講義が難しくなる。考えどころである。しかし来る者は拒まずなので、気になる方はどうぞ。講義までの時間は原稿書きで手一杯だが、書き下ろし単行本の初校を戻さなければならないので、夕方には外出することになりそうだ。

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