街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 中目黒「杉野書店」と東家一太郎「ふげん社浪曲レッスン」

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某月某日

目黒区にあるふげん社ギャラリーで、東家一太郎さんが浪曲レッスンを隔月で開いている。その二回目があったので、仕事をおっぽり出して行ってきた。途中で中目黒駅前のデッサンと杉野書店の前を通る。杉野書店は店頭にちょっとした変動があった。二百円の均一棚が山本周五郎、吉川英治、藤沢周平といった時代小説文庫に統一されていたのだ。商売っ気のない棚を見なれていたのでちょっと新鮮である。近所の時代小説好きが買うかもしれない。

ふげん社ギャラリーは目黒通り沿い、いわゆる元競馬場付近にある。その二階で、新型コロナ・ウイルス対策としてじゅうぶん人間距離をとって、フェイスシールドをつけるなどをしての開講である。浪曲は「一、声。二、節。三、啖呵」と言って発声を何よりも重視する。その発声法の基礎を念入りに教わる。腹式呼吸で声を出すのは前にもやったことがある。今回おもしろかったのは、声の高低を分ける練習で、通常浪曲では、低い順に「乙」「中甲(カン)」「甲」という三つに音程が分類される。それを繰り返しやるのだ。小人数なので質問がしやすく、途中でいろいろ疑問に思っていたことを聞く。その流れで三味線のことなども教えてもらえてありがたかった。浪曲についてはまだまだ知らないことがあるので、何か一つ教えてもらうたびに目が開いていく感じがする。次回は十一月。

私は行けないのだが、一太郎さんは九月二十二日に横浜にぎわい座で公演がある。今回から「野狐三次」を連続読みすることになっているので、まだ聴いたことがない人はぜひ。また、十月三十一日にはいち会といって、年一回開いている独演会が浅草木馬亭で行われる。「山の名刀」ネタ下ろしなど、演目もいいと思うのでこちらも。

東家一太郎さんのホームページはこちら。

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