街てくてく~古本屋と銭湯、ときどきビール 荻窪・古書ワルツ

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自分が入った写真を撮るのを忘れていた。店頭にずっとお客さんがいて、なかなかカメラを向けられない。

(別項から続く)

夜は池袋で講師の仕事があるのだが、ちょっと時間が空いたので気になっていた荻窪へ。ささま書店の跡地に古書ワルツが入ったというではないか。行ってみると確かにある。ある、ある、うわあ、ある。ささまは整然と細かく分類された棚が魅力であったのだが、こちらはやや未分類で、はっきり言ってしまえば在庫をとにかく突っ込んで緊急発進してしまったかの観がある。しかし、それはそれで意外なものを掘り出す楽しみがあるからいい。壁の棚などはほぼささまのままなので、旧店の幻影を見ながら歩いていく。1時間ほど店内散策にあてればいいと思っていたのだが、気が付けばいつの間にか時が過ぎ、刻限が迫っていた。時間を忘れさせてしまう店なのだ。芸能関係本で発見がいくつかあったので急いで会計をして帰ろうとすると、さっきまで気づかなかった澤田隆治編の大著『漫才ブームメモリアル』が棚の上にちょこんと乗っかっているではないか。慌てて取って返して購入する。中を見たら書き込みがあったが、この基本資料が330円なのはどう考えても安すぎである。大儲け。現在開店セールなのか、青い値札の本を一定額以上飼うと一割引きになる。ささまロスの人は早く行って癒されたほうがいいと思う。

なんべんも言うけどこれが330円ですよ。

19時からコミュニティカレッジで「ミステリーの書き方」講座。この講座、以前は月2回だったのだが、事務局と話して月1回ずつを2コースに分けてもらった。第1木曜のこの日は、各自が作品を書き進めて私が補助をするという内容である。提出されたプロットにコメント、それに伴い書かれた第一稿に改稿についてのアドバイス、第二稿を出してもらっておしまい、という三回でひとまとまりの進行である。今はそのサイクルで短篇を書いている人や、長篇を書き進めている人などさまざまで、各自の進捗管理を私がやっている状態に近い。事務局はもっと人が増えたほうがいいのだろうが、自分としては10人未満のほうがありがたい。できれば8人以下。それ以上になると個別の対応が難しくなるからで、あまり人が増えない方がいいなあとこっそり思っている。ちなみに第3木曜のほうは、作品提出が毎回できない人向けの筋トレコースだ。

池袋のオアシス・三福でちょっとホッピーを飲んで帰宅。帰ったら、イエス玉川さんと玉川太福さんの二人会が発表されてツイッターのタイムラインがちょっとしたお祭りになっていた。去年のこのくらいにイエスさんが独演会をやっておられたのが今年は発表がないのでどうなったのかと気を揉んでいたが、そういう形になったのだろうか。急いで申し込んだが、間に合ったか気になる。

心のオアシス・池袋三福にて。

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