カーリン・フォッスム 一覧

杉江の読書 カーリン・フォッスム『晴れた日の森に死す』(成川裕子訳/創元推理文庫)

 森の家で一人暮らしをしていた老婦人が殺されたという。 通報を受けた警察官は現場に急行し、左の眼窩に鍬の刃が突き刺さった、無残なハルディス・ホーンの死体を発見した。通報者である少年は、現場近くでエリケ・ヨルマ・ピヨテルを目撃したという。エリケは奇矯な言動で知られ、付近の住人に恐れられていた人物だった。事件を担当するはずのコンラッド・セイエル警部...

記事を読む