杉江松恋不善閑居 『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』見本が届いた

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某月某日

今抱えている仕事。レギュラー原稿×6。イレギュラー原稿×2(解説、インタビュー構成)。

やらなければならないこと。主催する会の準備×1。

玉川祐子さんの聞き書き本、『100歳で現役! 女性曲師の波瀾万丈人生』(光文社)見本が出来あがってきた。私にとっては二冊目の浪曲本である。祐子さんの人生は本当に浪曲みたいで、こんなに苦労したから長生きする強さが身についたのかな、と思う。本の中で玉川太福さんもおっしゃっているが、太陽のような人だ。太陽はそばにいると熱いぞ。じりじり焦げるくらいにエネルギーを放射してくるから。そういう規格外な人のことを本にしたかったのだ。ぜひ読んで祐子さんエネルギーをみんな受け取ってもらいたい。そのエネルギーは完全にエコで、平和利用が可能だから。不老長寿のお守りにどうぞ。

この10月でめでたく100歳の誕生日を迎える玉川祐子さんの人生を本にしたいと思ったのは2019年のこと。そこから約三年で本当に実現することができた。世間的にはそんなに有名なわけではない芸人さんなので、企画に乗ってくれる出版社があるかどうかも最初はわからなかった。駄目だったら自分で行脚して探そう、どんな小さな出版社でもいいや、本にすることに意味があるんだから、と思って当たり始めたところ、なんと最初に話を持ち込んだ光文社で受けてもらえた。びっくりした。二重の意味でびっくりした。というのもこのとき、『浪曲は蘇る』の企画も通っていたからだ。二冊同時に浪曲の本を作ることになる、と思って興奮した。今まで、そんなことをしたライターは他にいないだろう。日本初、というか世界初の、二冊の浪曲本企画を同時に通してしかも実現したライターになったぞ、私は。羨ましいだろう。

取材にあたっては祐子さん本人はもちろん、浪曲関係者のみなさんにもお世話になった。謝辞を本に入れなかったので、改めてここに書いておきたい。特に頑張ったのは預かり弟子の港家小そめさんである。小そめさんがいなかったら取材自体できなかった。祐子さんのエネルギー制御も小そめさんなしには不可能だった。著者名としては記してないが、奥付向かいに取材協力としてお名前を挙げてある。そしていつも通り、浪曲ファンのみなさんに励ましていただいた。この本をきっかけに少しでも浪曲を聴いてくれる人が増えれば、これに勝る喜びはない。

本日は宇都宮に出かけたかったのだが、諸事情により見合わせた。宇都宮、行きたかったな。まあ、仕方ない。一日お仕事である。明日に迫った編集長鼎談の準備もあるので、がんばります。

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