雪富千晶紀 一覧

幽の書評VOL.22 雪富千晶紀『死と呪いの島で、僕らは』

モダンホラーの伝統に加わる期待の新人 本州から離れること二百三十キロメートル、伊豆諸島の東端に須栄島はある。その浜に一隻の廃船が漂着したことがすべての発端となった。船は一九八八年にカリブ島西沖で消息を絶った米国籍の〈シー・アクイラ号〉だと判明する。しかし一旦は沈没した形跡のある船がどうして太平洋の小島に流れ着くことになったのか、原因はま...

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