ビートたけし 一覧

芸人本書く派列伝vol.25 ビートたけし『やっぱ志ん生だな!』玉袋筋太郎『粋な男たち』

落語界一の大物・林家木りんの著書が出ていた。『師匠! 人生に大切なことはみんな木久扇師匠が教えてくれた』(文藝春秋)である。ただしこの場合の大物とは、文字通り新潮がでかいことを指している。林家木りん、192センチもあるのだ。190センチのアントニオ猪木より大きく196センチのジャンボ鶴田にはわずかに及ばない。父が元大関・清國なのだから...

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芸人本書く派列伝returns vol.4 ビートきよし『もうひとつの浅草キッド』

芸人本書く派列伝returns vol.4 ビートきよし『もうひとつの浅草キッド』

この連載の前身にあたる「マツコイ・デラックス」の第2回で採り上げた本は、2012年に刊行されたビートきよしの『相方 ビートたけしとの幸福』(東方出版)だった。たけし・きよしの二人が出会ったのが浅草のストリップ劇場・フランス座であったことや、実は芸人としてはきよしの方が先輩で、たけしにコンビ結成を持ちかけたのも彼だったという事実など、その後トーク番組で...

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芸人本書く列伝classic vol.33 アル北郷『たけし金言集 あるいは資料として現代北野武秘語録』

芸人本書く列伝classic vol.33 アル北郷『たけし金言集 あるいは資料として現代北野武秘語録』

一口で言うならば、芸人の了見を示した本である。 アル北郷『たけし金言集 あるいは資料として現代北野武秘語録』(徳間書店)は、1997年から7年にわたってビートたけしの付き人を務めた芸人による、「殿」の名言珍言集だ。アル北郷は水道橋博士の同居人として、その公式サイトで連載を持っていたこともあるので、本メールマガジンの読者であればご存じの方が多いは...

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芸人本書く列伝classic vol.8 ビートたけし『間抜けの構造』

芸人本書く列伝classic vol.8 ビートたけし『間抜けの構造』

先代・桂文楽には「あばらかべっそん」「べけんや」といった不思議なフレーズがあった。 「あばらかべっそん」とは「あばらかべっそん」である。たとえば文楽の芸の本質とは何か、と聞けば「あばらかべっそんなものだ」と答えられたことだろう。では「あばらかべっそんとは」と食い下がれば「どうにも、べけんやなことで」とくる。 つまりは言葉で表すのが難しいも...

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芸人本書く列伝classic vol.5 水道橋博士『藝人春秋』

芸人本書く列伝classic vol.5 水道橋博士『藝人春秋』

下記の文章は「水道橋博士のメルマ旬報」に掲載されたものだが、初出はエキサイトレビューである。公開した後で博士と話す機会があり、あれをぜひメルマ旬報に、という要請があったので再掲することになった。ただし、そのまま載せるだけでは原稿料の二度取りみたいであまりにも芸がない。そこで、エキサイトレビューへの発表時には内容に一般性がないと考えてあえて書かなかったことを追...

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芸人本書く列伝classic vol.2 ビートきよし『相方 ビートたけしとの幸福』

芸人本書く列伝classic vol.2 ビートきよし『相方 ビートたけしとの幸福』

私が好きな喜劇人の評伝にポール・ジンマーマン『マルクス兄弟のおかしな世界』(中原弓彦・永井淳訳/晶文社)という本がある。 マルクス兄弟は1930年代から40年代にかけて活動した喜劇映画俳優で、長男チコは無学なイタリア人、次男ハーポは一切言葉を発しない不思議な男、三男グルーチョはでたらめな言動で相手を煙に巻くイカサマ師という役割を演じ、好評を博し...

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杉江松恋不善閑居 ビートたけしの落語について(水道橋博士のメルマ旬報補足)

立川梅春ことビートたけしの落語をちゃんと聴いてみたいと思いつつ、いまだ果たせずにいる。この場合のちゃんと、とは生で、ということを意味するので、当分先になりそうだ。 昨日配信された〈水道橋博士のメルマ旬報〉で、連載「芸人本書く列伝」は三冊の本をとりあげた。「師弟と芸名」で括って考えた三冊でもある。取り上げた順に書くと、林家木りん『師匠! 人生で大切なこと...

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